補助金

起業時や創業間もない会社の資金調達に際し、「公的な補助金や助成金なら、返済不要だし、是非活用したい!」という方も多いはず。

一口に「補助金や助成金」と言っても、様々な種類がありますので、今回は簡易な説明とするためそれらをひっくるめて「公的助成金」として、その申請や受給のポイントや注意点をまとめてみます。

 

申請前に知っておきたい!公的補助金の基礎知識

まず、公的助成金の財源は「税金」や「雇用保険料」であることが多いので、申請前に必ず完納しておきましょう。

また、公的助成金は、一般的に「助成事業対象期間」に支払ったお金に対して支払われるので、「期間より前に使ったお金」は対象外になります。

同様に、「交付決定前に使ってしまったお金」も対象外となることが多いです。補助金の交付の決定までは、通常、申請から数ヵ月がかかるので、資金難だからといって、すぐにお金がもらえる訳ではないので注意しましょう。

その他、助成金の「公的助成金額(受給できる助成金の最大の金額)」や「公的助成率(助成事業対象経費の総額に対しての助成される額の割合)」も確認しておきましょう。

例えば、公的な補助金として500万円を受給するために、自分の負担分も含めて総額で800万円を使うこともあります。

また、不正受給を防ぐため、「支払が事業完了後」という助成金もあります。

場合によっては、「後々補助金や助成金はもらえることになるにせよ、事業開始時には結局、銀行などの金融機関から融資を受けなくてはならなくなった」ということもあります。いずれにせよ、計画的な資金繰りや事業計画が必要です。

 

まずはネットで情報収集!

補助金や助成金について調べるのに便利なサイトをリストアップしてみました。
まず、福岡で起業を考えるなら、次のようなサイトが参考になりそうです。

 

「ミラサポplus」
https://mirasapo-plus.go.jp/
「J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト」
https://j-net21.smrj.go.jp/snavi/index.html

 

 

窓口で直接相談してみるのも有益!

ネットでざっと情報収集したら、次は、相談窓口を利用してみるのも有益な手段です。相談窓口は「中小企業支援センター」、「商工会議所」、「経営革新等支援機関」を頼りに探してみるといいでしょう。

福岡県の場合、「公益財団法人 福岡県中小企業振興センター」など相談窓口として開設されています。

 

上記の情報収集が終われば、補助金の申請書を作成してみましょう。